| 職名・氏名 |
[特任准教授]
上村 尚平 (UEMURA Shohei)
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| 連絡先 |
TEL:0742-27-9222
MAIL:uemura.shohei.ry
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| 最終学歴 |
京都大学大学院理学研究科物理学・宇宙物理学専攻博士(理学)
2016年度
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| 所属 |
理科教育講座 |
| 専門分野 |
素粒子論 |
| 主な担当授業 |
- 量子力学の世界
- 中等教科教育法III(理科)
- 物理学実験◆(物理学実験(コンピュータ活用を含む。))
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| 主な業績 |
- H. Ohki and S. Uemura CP-like symmetry with discrete and continuous groups and CP violation/restoration’’, JHEP 10 (2024) 213
- H. Kuranaga, H. Ohki and S. Uemura, ``Modular origin of mass hierarchy: Froggatt-Nielsen like mechanism’’, JHEP 07 (2021) 068
- H. Ohki, S. Uemura and R. Watanabe, ``Modular flavor symmetry on a magnetized torus’’, Phys.Rev.D 102 (2020) 8, 085008
- H. Abe, T. Kobayashi, S. Uemura, and J. Yamamoto, ``Loop Fayet-Iliopoulos terms in T^2/Z_2 models: Instability and moduli stabilization’’, Phys.Rev.D 102 (2020) 4, 045005
- T. Kobayashi, S. Uemura and J. Yamamoto, ``Polyinstanton axion inflation’’, Phys.Rev.D 96 (2017) 2, 026007
等
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| 研究と教育について |
私たちの身の回りの物質は原子が集まってできています.原子は原子核と電子からできており,原子核は陽子と中性子が結合して構成されています.では,それより小さな構成要素はどうなっているのでしょうか? このような小さなスケールの物理学は量子力学によって説明されます.現在,電弱スケールというミクロなスケールまでの物質の姿は「素粒子の標準模型」と呼ばれる模型によって説明できると考えられています.標準模型は量子力学(場の量子論)によって記述されます.しかし,標準模型にはダークマターが含まれていないことや,重力の量子論が不明であることなど,様々な疑問点があることも知られています.私は物質と宇宙の究極の姿を対称性や余剰次元,超弦理論などを切り口にして理解したいと考えて理論的な研究を行っています.特に最近は一般化された対称性に興味を持ち研究をしています.またダークマターやインフレーションなどの素粒子論的宇宙論の研究や,機械学習と統計力学についてなども勉強しています.
理論物理学は私たちの身の回りの現象を,一定のルールに基づいて論理的に理解し,普遍的な法則を見出そうという試みと言うことができます.学生の皆さんには研究を通じて物理的に考える力や,新しい物事を学ぶ力を習得し,物理的な対象はもちろん,日常や社会的な生活の様々な場面で役立ててほしいと思います.
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| 所属学会 |
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| 講演のテーマ |
- ``非可換離散群の部分的なゲージ化によって現れる非可逆選択則'', 日本物理学会 第80回年次大会(2025年), 広島大学,2025/9/17
- ``超弦理論の離散対称性と現象論’’, Particle Physics and Cosmology from string Cpmpactification 3rd meeting, 北海道大学,2024/9/13
- ``Generalized CP and CP violation/restoration’’, the 38th Regular meeting of New Higgs Working Group, Osaka University, 2024/5/24
- ``連続対称性がある理論におけるCP-like対称性’’, 日本物理学会第78回年次大会, 北海道大学,2023/9/18
- ``CP/CP-like 対称性と対称性の自発的な破れ’’, 素粒子物理学の進展2023, 京大基礎物理学研究所,2023/8/31
等 |