第5回百済文化国際シンポジウムを開催しました。 公開日  :  2012-12-27 09:55

なっきょんの大学レポート

 奈良教育大学と公州大学校(韓国)では、12月15日に奈良教育大学を会場として、東京学芸大学との共催で「第5回百済文化国際シンポジウム」を開催、一般の方や学生ら約80人が参加しました

 これは、百済と日本の文化に関する研究交流を通じて、日韓関係の歴史的理解を深め、より確かな国際交流の絆を築いていくことを目的に2008年から毎年開催されており、今回で5回目を迎えました。

 開会に先立ち、長友恒人奈良教育大学長が「今回のシンポジウムが、百済と日本の文化交流、古代日韓の歴史理解を基礎に、広くアジアをも視野に入れた歴史理解を更に進めて、新たな国際交流へと発展することを祈念する」と挨拶、その後日韓の教員や大学院生らがそれぞれの歴史や文化などについて、最新の研究成果などを交えながら、講演及び研究発表を行いました。会場から講演や発表に対して積極的に質問が出され、お互いの文化への理解を深めることができた有意義なシンポジウムとなりました。

 最後に、徐萬哲公州大学校総長より「回を重ねるにつれて、より内容が充実し、親密になっていることを実感している。歴史や文化財補修、地域産業、市民交流など対象をを広げることで、より豊かな内容で発展していくのではないかと確信している」と挨拶があり、今後の発展が期待されます。

>>シンポジウム実施要項はこちらをご覧ください。

第5回百済文化国際シンポジウム
シンポジウムに先立ち記念品を交換する徐萬哲公州大学校総長と長友奈教大学長(右)

第5回百済文化国際シンポジウム 
挨拶する徐萬哲公州大学校総長

第5回百済文化国際シンポジウム
シンポジウム終了後、両大学長や発表者で記念撮影

最終更新 : 2022-05-11 10:00