5月10日~11日の1泊2日で、三重県鳥羽市答志町への留学生学習旅行を実施しました。参加者は、奈良教育大学で学ぶ交換留学生、日本語・日本文化研修留学生及び教員研修留学生で総数27名となりました。
日本で約半年間、日本語や日本文化を学んだ留学生は、奈良や大阪、京都などの観光地には行ったことがあっても、離島で日本文化を学んだ経験はなく、今回、答志島で体験型学習を行いました。
今回の学習旅行では、入り組んだ路地が多い答志地区で、9名程度の班に分かれて指定された場所を、付近にいる島民に尋ねて探し出し、クイズに答えるクイズラリーを実施しました。この体験で参加者は、これまでに学んだ日本語を使い、出会った島民に行き方や方言を尋ねていました。
その他、現役の海女から仕事や道具について話を聞いたり、また、夜間に港に浮かべられた筏で、夜光虫や海ホタル、タコや伊勢海老などの海の生き物を見学したりし、日本の離島での生活様式を学びました。
今回の学習旅行で、参加した留学生は、自分自身の日本語能力を再確認し、また知らなかった日本の文化や風習を学んだことで、今後の学習のモチベーションにもなった様子でした。
島民に尋ねる留学生