ESDと防災教育に関する講演会を開催しました。 公開日  :  2014-01-20 15:33

なっきょんの大学レポート

 12月21日(土)に日本/ユネスコパートナーシップ事業 世界遺産教育講演会Ⅱを開催しました。この講演会では、気仙沼市教育委員会学校教育課副参事の及川幸彦氏を招き、「ESDと防災教育のシナジー~その連接と融合~」という演題で講演が行われました。そして、講演会の後半では、及川氏の講演をもとに「ESDとの相乗効果をふまえて、防災、減災のために、教師が子どもにつけさせたい能力」について、学生、地域の教員、各地のESDの実践家などの参加者が混じり、グループディスカッションが行われました。

 及川氏の講演では、生物多様性と気候変動というDESDの優先的なテーマが防災教育につながっていくことや、地域とのつながりを持った防災教育などについて、気仙沼市の実践をもとにした講演が行われました。後半のグループディスカッションでは、ESDを通した防災教育の中で、コミュニケーション力や、未来を考える力を持った子どもを育てられるのではないのか、また、自尊感情を養うことができるのではないのか、そして、防災教育の中で、学校や子どもと地域とのコミュニティが形成できるのではないのか、などの意見があり、活発な議論が行われました。

 本学では、平成24年から、学生、大学院生、教職大学院生、地域の教員の四者が互いに協力し合う「テトラモデル」を行っており、この講演会でも、グループディスカッションを通して、その四者が意見を交流することができました。

講演する及川氏 講演する及川氏

グループディスカッションの様子 グループディスカッションの様子

最終更新 : 2022-02-28 16:52