東北教育復興支援の取組について報告します。 公開日  :  2014-03-26 10:17

なっきょんの大学レポート

 本学では、宮城教育大学教育復興支援センターと連携し、東日本大震災で被災した地域の学校等において、教育復興支援活動を行っています。

 東北では少しずつ道路工事や宅地造成などハード面の復興は動き始めましたが、子どもたちはまだまだ支援を必要としており、今後も引き続き活動を行う予定です。

 ここでは、平成25年度に実施した活動の概要と参加した学生のコメントを紹介します。

概要

第8次:平成25年8月3日~10日 
    宮城県丸森町の中学校でサマースクールや自学自習の支援


第9次:平成25年9月23日~29日
    宮城県丸森町の小学校で授業補助


第10次:平成26年3月23日~29日
   宮城県気仙沼市の小中学校で自習学習支援

活動風景

参加学生メッセージ

東北教育復興支援に参加して  大学院(音楽) 朝田 真琴 活動風景(朝田さん)

 宮城県内の小中学校に於いて、教員補助や自学自習支援として一週間ずつ延べ5回参加しました。

 現地の子ども達は一見奈良の子ども達と変わらないように見えますが、ふとした瞬間に大震災のことを思い出してしまうことがあり、また、辛い思い出は心の奥深くにしまい込もうとしているので、常に寄り添う準備とそれをキャッチする感性が必要だということを強く感じました。感性が鋭い学生時代にそれらを磨くことはとても大事なことだと思います。

 初めて参加した時は被災地を見てみたいという気持ちが大きかったのですが、被災地を見たら、見たものの責任として、次は私には他に何ができるだろうかと思うようになり、学内で協力を呼びかけ、児童書を集め、協力校に贈りました。

 また、時間が経つとどうしてもニュースなどで取り上げられることも減っていきます。私は風化させてはならないと思い、行ける限りはボランティアに参加しようと思います。

 それぞれ参加することへの想いは違うと思いますが、“行きたい”という気持ちは同じであり、そんな素晴らしい仲間に出会えるのがボランティアです。

 現地の子ども達や先生方は本当に素敵な方ばかりで有意義な時間になることは間違いありません。ぜひ多くの学生に参加していただき、たくさんの方と触れ合い、肌で感じ、今後の学生生活に活かしてほしいと思います。

お問い合わせ

ボランティア・サポート・オフィス
TEL 0742-27-9366

最終更新 : 2022-02-28 16:52