産学官連携による教育改革の取組に関する協定締結と記者発表を行いました。 公開日  :  2015-09-09 14:35

なっきょんの大学レポート

 奈良市・奈良市教育委員会と奈良教育大学及び(株)リクルートマーケティングパートナーズの三者において、教育改革に関し、産学官連携による取組を進めるための連携協定を締結することとなり、去る8月31日に、文部科学省官房長室において三者による協定書への署名が行われたあと、文部科学省内記者会見室において記者会見を行いました。
 この取組は、生徒個人が普段持っているスマートフォンを授業などに活用し、積極的なアクティブ・ラーニングを行うSSH(スーパー・スマート・スクール)を構築しようとする新たな試みです。
 具体的には、奈良市立一条高等学校を舞台として、企業が持つメディアやコンテンツを活用し、学力向上や生徒の進路指導を支援、これに奈良教育大学が持つ知見・研究成果を活用し、企画設計の助言や、生徒の学修効果を測るためのモニタリングへの助言などを行い、その成果を教育改革と人材育成の新たなモデルとして全国に発信することを目指しています。
 協定書の署名は仲川げん奈良市長、長友恒人奈良教育大学長、山口文洋(株)リクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長の三者で行い、その後行われた記者会見にはこの3名のほか、中室雄俊奈良市教育長、池住寿弘奈良市立一条高校校長、加藤久雄奈良教育大学副学長、錦秀和奈良市教育委員会教育政策課長、藤原和博奈良市政策アドバイザーが出席しました。仲川市長は「中教審の答申が示しているように、生徒が受け身でなく主体的に学んでいく人材の育成を産学官連携により進めたい。」と意欲を示し、また長友学長は「教員養成大学としての知見とこれまでの取組を生かしてこの事業に参加し、教育評価の在り方を探っていきたい。」と述べました。記者からも多数の質問があり、この事業への関心の高さがうかがえます。

左から長友恒人奈良教育大学長、仲川げん奈良市長、山口文洋リクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長
左から長友恒人奈良教育大学長、仲川げん奈良市長、
山口文洋リクルートマーケティングパートナーズ代表取締役社長

記者会見の模様
記者会見の模様

最終更新 : 2022-02-28 16:52