奈良教育大学附属中学校は、休校中、奈良県教育委員会と連携し、Google の「G Suite for Education」を導入し、学校と家庭を双方向で結んだ学習支援に取り組みました。
県内公立校と同一ドメインであるアカウントを全教員・生徒に発行し、端末機器の貸出などを行い、オンラインで学習支援を行う環境を構築した。これによって今回の長期休業中の学習支援も可能になった。また、県内の教員や生徒とつながる環境が整い、GIGAスクール構想実現に向けた貴重な一歩となりました。
具体的には google のclassroomやmeetを利用することで、教員と生徒の、密を避けた遠隔での交流、課題の配信や生徒からの学習成果物の提出、教師と生徒のコメントやファイル投稿による情報交換、アカウントを持つ者だけが視聴可能な動画配信、長期間登校できない生徒の心のケア、利用者間の共同作業とリアルタイムのフィードバックなどが実現できました。
オンラインホームルームに関するアンケートでは、90%以上の生徒が「良い」と回答をしたことから、お互いの顔を見て、声を聞けることで安心感を得たことがうかがえます。
今後についても、奈良県と連携を推進し、コンテンツの開発や共同利用、各種の情報共有、また双方の教員間の多様な交流を図ることを目指します。