五條市教育長より音楽教育講座の北條准教授へ感謝状が贈呈されました。 公開日  :  2020-08-31 13:06

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 本学音楽教育講座の北條美香代准教授が、五條東小学校と五條中学校の校歌の作曲をされ、五條市教育委員会の堀内伸起教育長より感謝状を贈呈されました。

 今回の2校の校歌の作曲について、北條先生にお話を伺っています。

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作曲を引き受けた経緯

 五條市で学校の統合があり、令和2年4月に新たに2つの小中学校が開校することになりました。

 北宇智小学校・阿太小学校・宇智小学校の3つの小学校が統合し、五條東小学校が開校されることになりました。

 また、五條中学校、野原中学校、西吉野中学校が統合し、五條中学校が開校されることになりました。

 この新しい二つの学校の校歌が作られる、ということになり、作曲家を探していらしていた中で、本学宮下副学長から紹介を頂き、作曲の依頼を受け、校歌の作曲をさせていただける、ということは大変光栄なことですので喜んでお引き受けいたしました。

今回の作曲の依頼内容について

 詩は、五條市にゆかりのある先生がご担当されていて、五條東小学校の詩は、阪口仁平さん、五條中学校の詩は、畠山典久さんが作詞されていました。

 この詩に、各々の学校の伝統を受け継ぎ、子供達の未来への展望をするに相応しい曲を付けて欲しい、というご依頼でした。

作曲にあたって意識したこと

 作曲にあたっては、統合する3つの小学校、3つの中学校の校歌を見せて頂き、それぞれの伝統を受け継いだ上で未来へ繋ぐ、ということを一番意識しました。

 古き良き伝統と新しいものを融合させる、ということは、とても難しいことなのですが、五條市教育委員会が出されている「五條学」という、五條のことを学ぶための本を頂いたので、それを読みながらイメージを膨らませた上で、詩の内容を読み込んで、作曲しました。

 伝統と未来の融合、新しいけれど懐かしい、そんなメロディーができれば、と思い創作しました。

校歌を歌う子どもたちへメッセージ

 古き良き伝統と恵まれた自然に囲まれた五條で、伸び伸びと学ぶ皆さんにの姿を想像しながら、「明日へ繋がる」、「未来への希望」をテーマに作曲した校歌です。

 学校は新たな歴史の1ページを刻んだところですが、未来へ向けて、この校歌を大事に歌い継いでいって欲しいと思います。みなさんが大きくなった時に、五條の思い出と共にこの校歌が心の中にあれば嬉しいです。