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お知らせ

令和2年度 奈良教育大学 卒業式及び修了式を開催しました。

 本日3月25日(木)、奈良教育大学 教育学部卒業式・学位授与式及び大学院教育学研究科学位授与式を開催いたしました。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、講堂での式典は卒業生及び修了生のみの参加とし、YouTubeにて式典の模様をライブ配信いたしました。
 教育学部卒業生266名、大学院修了生47名(修士課程29名・専門職学位課程16名)が新たな旅立ちを迎えました。 

【卒業・修了生】
 教育学部266名 大学院教育学研究科47名(修士課程29名、専門職学位課程16名)

 学部  総代 田中 風菜 
     答辞 齋藤 彩奈
 大学院 総代 喜多 瑛優
 在学生送辞者 学生自治会 執行委員長 林 祐希

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                     式の様子

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      卒業証書授与(学部)              答辞(学部)
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      卒業証書授与(大学院)

学長 告辞

 本日、晴れの日を迎えられました奈良教育大学 教育学部を 卒業されます266名の皆さん、大学院教育学研究科を修了されます47名の皆さん、ご卒業、おめでとうございます。
 あわせて、ご家族や関係者の皆様にも、お祝いを申しあげますとともに、皆様よりいただきましたご理解、また、本学ホームページを通じての奈良教育大学「未来を育む基金」へのご寄付等、数々のご支援に対し、心より御礼申し上げます。

 さて、みなさん。
 一人ひとりが、入学以来、それぞれの大学生活を満喫し、本日、めでたく卒業の日を迎えました。一人ひとりが、しっかりと、大学生活に取り組んだ結果であります。
 いろいろ、つらいこと、大変だったことも、あったかもしれません。それを乗り越えて、ここにいるみなさん全員が、頑張った成果が、本日の「卒業」であります。本当に、おめでとうございます。

 大学生活においては、学業に励んだ人、部活を頑張った人、ボランティア、アルバイト、家業に打ち込んだ人、のんびり過ごした人、十人いれば十人、それぞれが違う大学生活を送ったと思います。みなさん、一人ひとりが、それぞれの大学生活を通じて、その学びを自分のものとしました。その自らの学びを、一生の宝として、歩んでいってください。
 報告したいこと、相談したいことができましたら、いつでも、母校である奈良教育大学を訪ねてください。どんなときも、みなさんの訪問を歓迎します。頼りにしてください。本日、みなさんを送り出す先生方は、みなそう思っています。

 十人いれば十人が違うと言いましたが、私たちは、いま、地球上にいる限り、みな等しく、新型コロナ感染症の脅威に、さらされています。それを、みなで力を合わせて乗り越えてこそ、人類の歴史がここで終わることなく、続いていくことになります。
 十人いれば十人が違うこと、それを尊重しながら、みなで力を合わせること。
 このことを、いかにバランスをとって、目的達成に結びつけるか、持続可能な社会につなげるかが、いま、人類に問われています。コロナの問題だけでなく、どのように理解し合い、いかに協力し合うかで、1タス1を2ではなく、3や4にするかが問われています。

 私は、このように考えるとき、国際連合教育科学文化機関 ユネスコの「ユネスコ憲章」のある部分が、あらためて脳裏に思い浮かびます。
 8千万人を越える犠牲者が出たといわれる第二次世界大戦が終わった1945年11月に44カ国がロンドンに集まり、つくられた憲章です。残念ながら日本は、まだ、国際舞台に登場することができない時代です。
 私なりの表現になりますが、紹介します。

 「ここに終りを告げた恐るべき大戦争は、人間の尊厳・平等・相互の尊重という民主主義の原理を否定し、無知と偏見、人間と人種の不平等をひろめることによっておこされた戦争でありました。文化、正義・自由・平和のため、人類にとっての教育は、人間の尊厳に欠くことのできないものであり、すべての人々が相互に援助しあい、理解し合い果たしていかなければならない、人間にとっての神聖な義務である。それが教育というものである。」

 本学は、大学が、2007年に、日本の大学で初めて、国連ユネスコが認める「ユネスコスクール」に認定された大学です。正門の右側に国連からいただいたプレートが掲げられています。日本には800ほどの大学がありますが、ユネスコスクールに認定されているのは、まだ、本学を含めて五大学しかありません。
 2004年、ユネスコは、このユネスコスクールを拠点として、ESD Education for Sustainable Development持続可能な開発のための教育を、全世界において開始しました。このESDは、その名の通り、続可能な社会を創造していくことを目指す学習で、2002年の国連のヨハネスブルクサミットで、日本が提案したものです。
 また、国連は、2015年に、持続可能な開発目標 Sustainable Development Goals SDGsを、2030年までに達成させる17の目標として発表しました。貧困を無くす、気候変動に具体的な対策を講じる、平和と公平を全ての人に、などの17の目標です。

 私も本日つけていますこのバッジは、17の色で、それを示したもので、大変よく見かけるようになりました。国連は、ESDを、SDGsの17の目標の達成を牽引するものとして位置づけ、教育がSDGsの達成を牽引すると位置づけています。
 ユネスコが、2004年から始めたESDで育もうとした力は、体系的な思考力、持続可能な社会づくりに関する価値観、人間の尊重、多様性の尊重、非排他性、機会均等、環境の尊重、クリティカルシンキング、情報収集、分析能力、コミュニケーション能力などであります。これらの力を人類が身に付けることが、この地球を持続させていくために不可欠だと考えたわけです。

 もう、気づいた方がいらっしゃると思います。今申しあげた育むべき力は、全面実施の始まった新しい学習指導要領が目指しているものに他なりません。新しい学習指導要領は、「持続可能な社会の創り手となることができるようにすること」という表現で、教育の根本の目的を示しています。
 教育は学校の中だけのものではありません。企業やお役所、NPO、ありとあらゆる場が「教育の現場です」。SDGsのバッジは、学校現場だけのものではありません。むしろ、企業の世界で展開されています。  
 いかなる場面においても、「根本は教育だ」といっても過言ではありません。
 コロナとの戦いも、コロナと医療、コロナと医学の戦いであり、コロナと教育の戦いだと言えるのではないでしょうか。
 教育を学び、教育を実践し、教育を追求する、教育の大学、ユネスコスクールの大学を母校とすることを、胸に秘め、人生を切り拓いていってください。
 学習指導要領の言葉を借りれば、「持続可能な社会の創り手」に自らがなり、また、育てることを目指し、教育の力、そして、教育の恵みを信じて、歩んで行ってください。

 みなさんを送る告辞とします。

 令和3年3月25日 
 奈良教育大学  学長  加藤 久雄

在学生 送辞

 一日一日と暖かさを増し、サクラの花が咲き始める季節となりました。本日、晴れてこの奈良教育大学を卒業・修了される先輩の皆さま、ご卒業おめでとうございます。在学生を代表し、心よりお祝い申し上げます。

 思い返してみますと、昨年の今頃は新型コロナウイルスが暗い影を落としてきていた頃でした。在学生代表の挨拶も例年通りというわけにはいきませんでしたので、今年度はこうして直接先輩方をお祝いでき、誠に嬉しい限りでございます。しかし、コロナ禍において社会は一変してしまいました。大学生は大学にほとんど入構できないまま、1年を過ごすことになりました。授業についての何気ない疑問を共有し合い、深めたり、取るに足らない話をして大笑いしたり、そのようなこともしがたい不自由な日々を過ごし、今までの「当たり前」の大切さを思い知りました。「当たり前」といえば、10年前の3月31日にもその大切さを突きつけられました。地震の、そして津波の恐ろしさを初めて知ったあの日から、いまだに10年前の日常は取り戻せません。JR常磐線が開通し、帰宅困難区域にも、やっと希望が見えてはきましたが、犠牲となった方々がいらっしゃる限り、何十年たとうと本当の意味では取り戻せはしないのでしょう。日常は案外ともろく、想定外のことは容赦なく人類に襲いかかってきます。

 これから先輩方は様々な進路を歩んでいかれることでしょう。その先には大小問わず多くの困難が立ちはだかると思います。思わず立ち止まってしまったり、投げ出したくなったりするかもしれません。しかし、ここは教育大学です。何があろうと、「誰かがやってくれる」その「誰か」になれながならないような職業のための学びが存分に得られるところであったはずです。教員への道以外を選ぶ先輩方にとってもその力は、またそれを考え続ける力は社会にきっと良い影響を与えていくでしょう。今までこの大学で先輩方が積み重ねてこられた知識や経験を元に、困難な時代を切り開いて、前進し続けてください。

 私たち在学生は、先輩方が残してくださったこの奈良教育大学の伝統と歴史を受け継ぎ、更なる発展を遂げられるよう努力して参りたいと思います。

 最後に皆さまがこれまで良き先輩として私たちを導き、励ましてくださったことに、在学生一同、心から感謝の意を表しますとともに、こんごのご活躍とごたこをお祈り申し上げ、卒業・修了される皆さまへの送辞といたします。

 令和3年3月25日
 奈良教育大学在学生代表 林祐希

卒業生 答辞

 寒さ厳しい季節がようやく終わりを告げ、春の訪れを感じさせる季節になりました。
 本日は新型コロナウイルスによる非常事態の中、私たちのためにこのような卒業修了証書授与式を執り行っていただきましたこと、深く感謝いたします。

 思い返せば、4年前の入学式では、知らない顔ばかりでとても緊張していました。しかし、同じ志を持つ仲間、すぐに友達になることができました。
 そのようなかけがえのない仲間に囲まれて今日の日を迎えられることを大変喜ばしく感じています。

 私が本学での学びの中で、最も心に残っていることは、「出会いの素晴らしさ」です。実習先で出会った先生方や子ども達、部活動で同じ目標に向かって頑張る仲間、そして将来の夢に不安を感じる気持ちなど出会った人やモノは様々でした。
 私は実習でうまくいかないことがたくさんあり、自分は保育者には向いていないのではないかと悩みました。先生になることを諦めようとも思いました。ゼミの先生の相談に乗っていただき、励ましていただいたことも何度もありました。実習で出会った子ども達の可愛い姿を思い出し、そして、同専修の仲間の姿に感化され、もう一度、保育者として頑張ってみようという気持ちになることができました。
 今までの様々な出会いが私の中で一つになり、活きてきた瞬間でした。

 今年度は、新型コロナウイルスの影響で、非対面での授業が主でした。
 後期になり、対面での授業が増え、その際に、先生や同専修の仲間に会うことができました。今まで普通だと思っていたことが、こんなにもかけがえのないことなのだと感じることができました。
 私はこれからも「出会い」を大切にするとともに、当たり前の生活をより大事に過ごしていこうと思いました。

 本日をもって、私たちは大学生活に別れを告げ、それぞれ新しい道を歩み始めます。その道は決して平坦ではないでしょう。しかし、奈良教育大学で過ごした日々を胸に、この先、様々な人との出会いや経験を大切に、幅広く、社会に貢献していきたいと思います。

 後輩の皆さま、積極的に物事にチャレンジして、自分を試してください、試行錯誤の中で、人は鍛えられていくと思います。

 最後になりましたが、私たちの大学生活を支えてくださった学長先生をはじめ、諸先生方、事務職員の皆さま、そしていつも温かく見守ってくださった家族に心より御礼申し上げます。ご臨席いただきました皆さまのご健勝とご多幸、そして奈良教育大学のさらなる発展をお祈り申し上げまして、答辞とさせていただきます。

 令和3年3月25日
 教育学部 学校教育教員養成課程 教育発達専攻 幼年教育専修 齋藤彩奈

 

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