令和7年8月24日に東京で開催された、世界最大級の国際ロボットコンテスト「WRO(World Robot Olympiad)」の全国大会において、本学附属中学校科学部が「最優秀賞」を受賞し、日本一の栄冠を手にしました。
今回の受賞は、研究開発したロボットシステムのプレゼンテーション部門において、科学部が開発した「集中力回復支援AIシステム」が、その独創性と技術力の高さを評価されたことによるもので、高校生チームを上回る成果として最優秀賞に選出されました。
「集中力回復支援AIシステム」とは、学習中の集中力を「心拍」と「眼球の動き」から判定し、集中力が落ちた際、生成AIを活用して学習者の集中力を回復させる働きかけを行う革新的なシステムです。この成果を生み出したのは、附属中学校2年生の此上勲海さんと清水陽斗さんで、両名は、11月下旬にシンガポールで開催される世界大会へ日本代表として出場することが決定しています。
なお、科学部の世界大会進出は、他の国際大会を含めると、2年ぶりの快挙になります。
WROの世界大会においては、4年前の2021年度にも出場し、6位入賞を果たしました。また、「世界で最も創造的なシステムを開発したチーム」に授与される、名誉ある特別賞も受賞し、この特別賞の受賞は、日本チームとして史上初の快挙でした。
今後、科学部の世界大会でのさらなる躍進が、より一層期待されます。